
春から梅雨にかけて、蛙が元気な季節ですね。
もうすぐ(いや、既に…?)蛙たちが互いにゲコゲコと争い鳴く声が聞こえてくるのではないでしょうか。
下の三つの蛙の絵は、このブログではおなじみ、江戸時代後期の絵師、鍬形蕙斎(くわがた けいさい)の絵手本『鳥獣略画式』に描かれているものです。
『鳥獣略画式』の全文と書誌はこちらから見れます。↓
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/78673
※鍬形蕙斎 画『鳥獣略画式』寛政9年(1797) 、木版多色摺 一冊、メトロポリタン美術館蔵、コレクションデータベースより、2025年5月12日現在
マンガ中の『鳥獣略画式』の模写もメトロポリタン本を元に行い、諸本を参考に色付けしました。
それぞれ別個の蛙図ですが、こうして並べると、川に向かって跳ねて泳ぐ一連の動きが表現できちゃいます。
この三図以外にも、『鳥獣略画式』には泳ぐ・跳ねる・佇む蛙の姿が様々な角度からたくさん描かれています。
江戸の昔においても、蛙は自由に動きまわっていて、そしてその様子は、当時の人々の目に身近に映っていたことがうかがえますね。

