碑と桜が目印 -江戸の桜の名所 飛鳥山-

もうすぐ桜の季節ですね

今回は、江戸時代から続く桜の名所、飛鳥山(あすかやま)のお話です。

享保5・6年(1720•21)徳川吉宗公の命により1270本もの桜が植樹され、

元文2年(1737)3月、飛鳥山は王子権現の所領となり、誰でも訪れることができる遊園として広く開放されました。

そして、この一般開放と同じ年の閏11月に、江戸幕府主導のもとで吉宗公の事績をたたえる飛鳥山碑が建ち、この地のランドマークとなりました。

桜見物に賑わう人々と飛鳥山碑が描かれる浮世絵はこんな感じ↓

※勝川春潮筆《飛鳥山花見》大判錦絵三枚続、江戸時代、東京国立博物館蔵、出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)、2025.3.24現在

肉筆画だとこんな例も↓

※鍬形蕙斎筆《飛鳥山図》一幅、江戸時代、東京国立博物館蔵、出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)、2025.3.24現在

この絵の左側にみえる建物が、飛鳥山を所有する王子権現の社です。

こんなに遠くても、碑と桜があれば

絵を見る人は「おっ、飛鳥山か」となったんですね。

ちなみに、飛鳥山碑にながーく書かれてる文章(漢文)ですが

漢字が当時一般的に使用されるものではなかったり、碑の形に合わせて字の形が少し変化していたりして、

訪れた庶民は難しくて内容を完全には理解出来なかったそうです

そんな飛鳥山碑は現在も飛鳥山に建っています!

桜見物と共に、碑の解読に挑戦しに

飛鳥山を訪れてみるのはいかがでしょうか。

参考文献

・飛鳥山3つの博物館 散策ガイド 飛鳥山碑

https://www.asukayama.jp/stroll/sa1-01.html

・飛鳥山3つの博物館 飛鳥山とは 「名所」飛鳥山の誕生

https://www.asukayama.jp/asukayama/as03.html

・飛鳥山3つの博物館 飛鳥山とは 四季折々-春「花見」

https://www.asukayama.jp/asukayama/as04.html

用語出典

・「飛鳥山」(精選版 日本国語大辞典)

https://kotobank.jp/word/%E9%A3%9B%E9%B3%A5%E5%B1%B1-25474

※ウェブページの閲覧日は2025年5月11日


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