今回は、日本の絵画、特に水墨画に多く描かれる、とあるお猿さんの画題について紹介します。

日本で有名なのは、京都の南禅寺の塔頭、金地院(こんちいん)の襖絵である長谷川等伯(はせがわ とうはく)《紙本墨画猿猴捉月図》ですかね。(国宝・重要文化財(美術品))↓
https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/283230
※文化遺産データベースより、2025.2.16現在
四コマ目のような複数の猿たちが頑張っている猿猴捉月図だとこんな感じのものがあります↓
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/44696
※雪村周継《猿猴捉月図屏風(Gibbons in a Landscape)》六曲一双、1570年頃、メトロポリタン美術館蔵、メトロポリタン美術館コレクションデータベースより、2025.2.16現在
なお、いずれのページの解説でも言及している通り、日本の猿猴図は、中国の宋末元初(13世紀後半)の画家、牧谿(もっけい)の画風に大きく影響を受けているとされています。
手の長いお猿さん
だからこそ、自分なら「水面の月もとれる!」と自信満々になってしまったのか…
可愛らしくも、なんだか深い。そんな画題なんですね。
用語出典
・「猿猴が月を取る」(精選版 日本国語大辞典)
https://kotobank.jp/word/猿猴が月を取る-447593
※Webページの閲覧日は2025年5月12日

