桜が咲くと、母がこの和歌を好んでそらんじていたことが思い出されます。
『伊勢物語』第八十二段「渚の院」の中で詠んだ歌
「よのなかに たえて桜の なかりせば 春のこころは のどけからまし」
この世に桜さえなければ、こんなに心がかき乱されることはなく、のどかに過ごせたのに…
確かにロマンチックですね。
そんな業平の姿は絵にもなっています。
まさに「絵になる男」です。
ColBaseより、住吉具慶《観桜図屏風》2024.3.25現在↓
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-11157?locale=ja