あっという間に年の瀬がやってまいりました。2023年も終わり、2024年がやってきます。
国内外の動きの激しさに加え、今年は個人的にも激動の一年でした。
来年はどうなることやら…
という訳で、今回は江戸時代の浮世絵に描かれた、年末に明くる年の吉凶を占った(かもしれない)とある怪異をご紹介します。
この狐火が描かれた江戸時代の浮世絵はこちら!↓
出典↓
https://jmapps.ne.jp/adachitokyo/det.html?data_id=385
歌川広重の浮世絵シリーズ《名所江戸百景》より、「王子装束ゑの木大晦日の狐火」です。
榎とおぼしき大木の幹に、大勢の狐が狐火を灯して集まっている様子がうかがえます。
そしてその奥にも、なにやら大勢が火を灯してあつまっているようですが…
これは、一部に馬のような影もみえることから、狐火を観にやってきた人々の姿なのでしょう。
まもなく明くる年の吉凶はいかに…?
と、気になる心持は、昔も今も一緒ですね。
今年も王子の狐たちが、新年の吉報を知らせる狐火を、こっそり灯してくれますようにと願って。
よいお年を~