日本美術の掛軸や屏風などで描かれる人物シリーズ。今回は神農(しんのう)についてです。

絵画ではほぼ、草(葦)をかじる姿で描かれます。
また、お団子のような二つのこぶもほとんどの図像でみられる特徴です。
改めて調べて思ったのですが、このこぶって牛の角という事なのでしょうか…?
江戸時代後期のよく知られるモチーフを集めた絵手本『人物略画式』(鍬形蕙斎 筆)では、草をかじる様子を、まさかの後ろ姿のみであらわしています。
後ろ姿であらわしてもなお、神農さんだとわかってもらえるという事で、当時は相当有名なモチーフだったということがわかりますね。
『人物略画式』の全文はこちらから読めます!
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/78674
※鍬形蕙斎『人物略画式』木版多色摺、一巻一冊、寛政11年(1799)、メトロポリタン美術館蔵、同館コレクションデータベースより、2025年5月25日
※イラストの『人物略画式』の模写は、メトロポリタン美術館本を元に行い、諸本を元に色付けしました。
【用語出典】
・「神農」(日本大百科全書・ニッポニカ)
https://kotobank.jp/word/-82406
※ウェブページの閲覧日は2025年5月28日

