今回は、江戸時代の絵巻に描かれた楽しいおやつの話

2コマ目の鍬形蕙斎ほか《近世職人尽絵詞》は、写本ですがこちらで全容をみることができます。↓
https://dl.ndl.go.jp/pid/11536008
※鍬形蕙斎 原画 和田音五郎 模写《職人盡繪詞》紙本着色墨蹟、三巻、書写年不明、国立国会図書館蔵、国立国会図書館デジタルコレクションより、2025年8月25日現在
※原本は東京国立博物館蔵
《近世職人尽絵詞》は、江戸の街の中で、様々な職人たちが働く様子が絵と文で記録された絵巻です(文は鍬形蕙斎ではない別の人物が手掛けています)。
この中に、子どもたちの前で文字焼を焼いて売る姿が描かれています。
ついでに言うと、絵巻の旧蔵者は、なんと「べらぼう」に登場している松平定信です。
さて、お好み焼きをwikipediaで調べると、ルーツは安土桃山時代にはあったとされる「麩の焼き」にあるといった説がみられるのですが、
今回参照した『改訂新版 世界大百科事典』の「お好み焼」の項目には、特に麩の焼きへの言及はなかったので、マンガでは触れませんでした。
文字焼は、基本的には小麦粉を水で溶いて焼くという、とてもシンプルなもの。
それゆえに、レシピも無限大に広がっていったんですね。
さてさてちなみに、お好み焼きは英語で「Okonomiyaki」なのですが
その説明をオックスフォードの英英辞典で調べるとこちら↓
In Japanese cookery: a savoury pancake made with flour and eggs combined with other ingredients such as cabbage, meat, and seafood, cooked on a griddle, and served with various toppings such as dried seaweed flakes, pickled ginger, and Japanese mayonnaise. In earliest use: a restaurant where diners themselves prepare such a dish on a tabletop griddle using their chosen ingredients (cf. teppan-yaki n.).
(Oxford University Press. (n.d.). Okonomiyaki, n. In Oxford English dictionary. Retrieved August 25, 2025, from https://doi.org/10.1093/OED/8362713464Copy to clipboard)
お好み焼きは日本の甘くないパンケーキと…
そしたらまぁ…私の4コマ目の感想もあながち間違ってないということで…どうでしょう…?
【参考文献】
・三谷一馬 著『江戸物売図聚』,立風書房、1979年、184p、国立国会図書館デジタルコレクションより(送信サービスで閲覧可能)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12168774/1/98
【用語出典】
・「お好み焼き」(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E5%A5%BD%E3%81%BF%E7%84%BC%E3%81%8D
・「お好み焼」(改訂新版 世界大百科事典)
https://kotobank.jp/word/-40166
・「文字焼」(精選版 日本国語大辞典)
https://kotobank.jp/word/-1427524
※ウェブページの閲覧日は2025年8月25日

