お花が櫛みたい? -合歓の花-

今回は、夏の風物詩のひとつ、合歓(ねむ)の花のお話です。

合歓の花が描かれた広重の浮世絵はこちら↓

https://dl.ndl.go.jp/pid/1312299

※初代歌川広重《名所江戸百景 綾瀬川鐘か淵》大判錦絵一枚、安政4年(1857)、国立国会図書館蔵、同館デジタルコレクションより、2025年8月19日現在

そして、江戸時代の俳人、建部巣兆(たけべ そうちょう)が詠んだ合歓の花の句は、巣兆の句集『曽波可里』の「舟中」の項目内に収録されています。

『曽波可里』の全文はこちらで読めます(国立国会図書館の個人送信サービスで読めます)↓

https://dl.ndl.go.jp/pid/1179383/1/528

日本名著全集刊行会 編『日本名著全集』江戸文芸之部 第27巻 (俳文俳句集)、日本名著全集刊行会、昭和3年(1928)、 国立国会図書館デジタルコレクションより、2025年8月19日現在

夏の風物詩といえど、私は実物をあまり見かけたことはないなぁと思っていたら

合歓の花は夏の夕方~夜に咲くんだそうです。昼間は花が見られないんですね。

つまり、広重の浮世絵も、巣兆の句も、夏の夕方の川辺の情景をあらわしたものだということがわかります。

夏の夕方に合歓の花をしっとりと眺める…そんな風流な時間を過ごしてみたいもんです。

【用語出典】

・「合歓木」(精選版 日本国語大辞典)

https://kotobank.jp/word/-494516

・「くし(櫛・梳)」(精選版 日本国語大辞典)

https://kotobank.jp/word/-55174

※ウェブページの閲覧日は2025年8月19日


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